エポキシ防食ライニング

防水防食ライニング

  一般的な塗装や防水と異なり、防食ライニングでは劣化要因を完全に遮断する為に物性の確保が厳密に要求されます。また、施工対象施設が密閉されていたり地下に埋設されていたりする為、施工環境が一般建築物を対象とするものより非常に施工難易度が高いといえます。その為、施工業者には防食被覆工に対する豊富な知識と経験が必要です。
弊社は改修・機能強化時の着工前調査、超高圧水処理(劣化部除去)、断面修復、防水防食ライニングの各工種を一貫管理することにより高物性の防食被覆層を形成します。 
  

下水処理施設改修の標準施工フロー

1.着工前調査  
着工前調査  設計図書と工事対象施設の現状に差異が無いか着工前調査により確認します。調査の結果、設計図書と対象施設の現状に差異が確認され、設計図書の仕様では施工が困難な場合は協議して適切な措置を講じます。
  標準調査項目
    ・中性化深さ
    ・表面異状(ひび割れ等)
2.劣化部除去  
劣化部除去  超高圧水処理(ウォータージェット)で腐食・劣化領域を健全なコンクリートが露出するまでで物理的に除去します。
  標準管理項目
    ・処理水圧   ・除去深さ
    ・外観(目視) ・表面強度
    ・除去程度(フェノールフタレイン法)
3.断面修復  
断面修復  所定の耐硫酸ポリマーセメントモルタルを用い、コンクリート躯体の元の表面位置まで断面を修復します。
  標準管理項目   
    ・使用材料搬入数量
    ・施工環境 ・施工厚さ
    ・接着強さ ・仕上(目視)
4.防食(塗布型ライニング)  
塗布型ライニング  設計腐食環境に適した塗布型防食ライニング工法で施工します。塗布型ライニング工法には材料の種別により複数の工法があります。
 
 標準管理項目
    ・使用材料搬入数量
    ・施工環境 ・塗布量
    ・施工厚さ ・接着強さ
    ・仕上(目視)
5.完了検査  
完了検査  物性が発現するのに必要な硬化養生期間を経てから完了検査を受検します。
  標準検査項目
    ・使用材料数量(空缶・空袋)
    ・接着強さ、施工厚さ
    ・仕上(目視)
    ・ピンホール試験(C・D種のみ)

※上記の施工フローはあくまで標準例です。各工程毎に別途段階確認が必要となります。

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